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検査項目説明書

頭部MRI検査

MRIは強力な磁石を利用して体内を画像化することができます。
放射線を使用しないため、放射線被曝の心配がありません。
脳ドックではMRIとMRAの検査を行います。

頭部MRI

MRIで脳の断面を画像化することで、無症候性の脳梗塞や脳腫瘍などを早期に発見する事ができます。

頭部MRA

MRI装置を用いた血管撮影の検査です。
CTなどでの血管撮影では造影剤の使用が必須ですが、MRA検査では造影剤を使用せずに血管を描出することができます。くも膜下出血の原因のひとつである未破裂脳動脈瘤などを早期に発見する事ができます。

頸部MRA

MRI装置を使用して頸動脈を描出します。脳梗塞の原因となる頸動脈の狭窄や閉塞を発見する事ができます。

CT検査

身体の組織がX線を吸収したり透過させたりする度合をコンピュータ処理して身体の断面を画像化する検査です。最近ではごく薄い断面の撮影も可能になりました。

頭部CT

脳腫瘍、脳梗塞、クモ膜下出血、脳委縮などの診断が可能です。
日本脳ドック学会では未発症の脳および脳血管疾患の発見にはMRI・MRA検査を推奨しています。

胸部CT

胸部単純X線写真では難しいとされている微小肺がん、肺門部がん、縦隔部がんなどの診断に特に有効です。単純写真で見つかったがんに関しては、進行している場合も多く早期発見は難しいです。
その点、CT検査であれば、5mm以下の病変でも見つけ出すことができ、心臓の陰に隠れた病変も探し出すことができます。

乳がん検査(視触診)

乳房を目で見て(視診)、手で触れて(触診)、乳房の形の変化、皮膚の変化、乳頭からの分泌物がないか、または乳房内にしこりができていないかを診ます。月経のある方は、乳腺の腫れが落ち着く生理後一週間目頃の受診がお勧めです。

乳腺エコー

妊娠中の方の赤ちゃんを検査するのとほぼ同じ方法で乳房の検査をします。ですから何度も繰り返し検査が可能です。乳房に超音波をあてて、その反射を画像にして「しこり」の性状をみて診断します。
乳腺や甲状腺の超音波では、体の表面を調べることのできる、専用の装置が必要です。専用の装置であれば、手で触れないような「しこり」の発見も可能です。マンモグラフィで異常の見つかりにくい若い方や、乳腺の脂肪化の進んでない方は、特にこの検査をお勧めします。
過去に異常があった方は、エコーでの検査をお勧めしますが、40歳以上の方は、2年に1度はマンモグラフィも受診することをお勧めします。逆に、マンモグラフィで過去に異常があった場合は、マンモグラフィの検査をお勧めします。

マンモグラフィ

日本の乳がんの発生率・死亡率ともに年々増加しています。マンモグラフィは、視触診では触れないような小さながんの早期発見に有効です。2年に1度はマンモグラフィ検査を受けることをお勧めします。

マンモグラフィ、マンモグラフィ検診てなに?

マンモグラフィは、乳がんを診断する方法のひとつで、乳房専用のレントゲン装置です。
マンモグラフィ検診は、このマンモグラフィを使った乳がん検診のことです。

どうやって撮影するの?

乳房を挟みながら圧迫して、上下方向から1枚、斜め方向から1枚(合計2枚・左右の乳房を撮影する場合は合計4枚)撮影します。強く圧迫したからといって、乳房の中のがんが飛び散るようなことはありません。

どうして圧迫しなければならないの?

乳房を圧迫しながら薄く均等に広げます。こうすることによって、少ないレントゲンの量で乳房をより鮮明に見ることができます。

痛いの?

挟むことにより、痛みを伴うこともありますが、これは病気を見つけるうえでとても大切なことです。

放射線(レントゲン)撮影って、体にとって危険じゃないの?

マンモグラフィ撮影の放射線が人体に及ぼす危険性は、ほとんどありません。
一回の撮影で乳房が受ける放射線の量は、東京―ニューヨーク間の飛行機の中で受ける宇宙からの自然の放射線量の約半分です。また、マンモグラフィで受ける放射線の量(1〜3ミリグレイ)は、妊婦のお腹の中の胎児が奇形などの影響を受ける量(100ミリグレイ)に比べると、はるかに少ない量ですし、乳房はお腹から離れているので、さらに影響は少なくなります。

マンモグラフィでなにがわかるの?

触っても判らないような早期の小さな乳がんはもちろん、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化)として見つけることができます。
悪性の病気だけではなく、良性のものも見つかります。

生理との関係は?

生理前には、ホルモンの関係で乳房が張って痛むことがあります。
できれば、マンモグラフィ検診は生理が始まって2〜3日目以降に受けられるのが良いでしょう。

マンモグラフィ検診はどのくらい(回数・頻度)受ければ良いの?

マンモグラフィ検診は、できれば視触診と併せて最低2年に1度、できれば1年に1度受けるようにしましょう。

乳腺検査で向かない受診者
マンモグラフィ 乳腺エコー
40歳以下の方(乳腺が多いため) 40歳以上の方(脂肪が多いため)
授乳中・妊娠中の方  
豊胸手術をした方  
ペースメーカーを付けている方  

子宮がん検査

主に、子宮頸がんや子宮の炎症を発見するための検査です。
子宮頸部がん検診は、頸部から細胞を採取し、それをガラス板に塗り顕微鏡で診断します。
子宮体部がん検診は、子宮の内部に届く専用の細長い器具を入れて細胞を採取します。子宮頸部の管状部分が狭い方(未産婦、閉経後の方など)の場合は、器具を挿入する際に多少痛みを感じることもあります。
子宮がんは、子宮頸部がんと子宮体部がん(内膜がん)に分けられ、子宮がん全体の80〜90%は子宮頸部がんです。
子宮頸部がんは、子宮の入口付近に発生することが多いので、検診で細胞を採取することで比較的容易にがんを見つけることができます。
子宮体部がんは、子宮の奥の部分(内膜)に発生し、50歳代に多く、女性ホルモンとの関係や欧米化してきた食生活が体質に変化を与えるのではないかと考えられています。

検査結果はベセスダシステムと呼ばれるクラス分類に従って、以下のいずれかに判定されます。

ベセスダ分類

NILM 陰性
ASU-US LSIL疑い
LSIL 軽度扁平上皮内病変
軽度異形成
HPV感染
ASC-H HISL疑い
HISL 高度扁平上皮内病変
中等度異形成
高度異形成
上皮内がん
SCC 扁平上皮がん
AGC 異型腺細胞
AIS 上皮内腺がん
Adenocarcinoma 上皮内腺がん
other malig. その他の悪性腫瘍

日母分類

(−) I 正常
II 異型細胞を認めるが良性
(±) IIIa 軽度異形成を想定
中等度異形成を想定
IIIb 高度異形成を想定
(+) IV 上皮内がんを想定
V 浸潤がんを想定

子宮エコー

お腹の上にゼリーを塗って超音波にて検査するのが経腹超音波検査、内診台に乗って膣に棒状の超音波プローブを入れて検査するのが経膣超音波検査です。
子宮がん検診とプラスして検査するとより子宮全体の病気、その他の婦人科の病気も発見することができます。

ヒトパピローマウイルス検査

ヒトパピローマウイルス(HPV)は性交渉により誰にでも感染しうるウイルスです。多くの場合自然に消失しますが、消えずに感染が長期化(持続感染)した場合、がんの前段階を経て子宮頸がんに進行することがあります。
子宮頸がんの原因ウイルスといわれ、子宮頸がんの人の99%から検出されるウイルスです。細胞診とあわせて受けて頂きたい検査です。

ピロリ菌(抗体)

ピロリ菌は、胃・十二指腸潰瘍の一因と言われています。また、胃・十二指腸潰瘍の再発にも関係しますので、一度はヘリコバクター・ピロリ抗体価の測定をお勧めします。
当クリニック外来にて、ピロリ菌の除菌治療もできます。
ピロリ菌は人間の胃の中に住んでいる細菌です。1980年代に発見されましたが、この菌が胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因になっているということが、近年明らかになってきています。
長さは4ミクロン(4/1000ミリ)で、2〜3回ゆるやかに右巻きにねじれています。片側(両側の場合もあります)に4〜8本のべん毛が生えています。
ピロリ菌は、胃の粘膜を好んで住みつき、粘膜の下にもぐりこんで胃酸から逃れています。また、十二指腸の粘膜が胃と同じような粘膜に置き換わってしまった場所(胃酸から十二指腸を守るためにこのような変化をする場合があります。)では、ピロリ菌が住みつくことがあります。

骨粗鬆症(DEXA法)

微量なX線を使用し、上腕で検査を行います。検査時間は2分程度です。
骨がもろくなっていないかを調べる検査です。
骨の中にあるカルシウムとコラーゲンが減少し、骨の密度が下がることにより骨がもろくなる病気が骨粗鬆症です。30代以上は特に閉経後の女性には是非受けて頂きたい検査です。女性の骨塩の最大となるのは32歳前後で、その後は減る一方で、妊娠・閉経時に特に減少傾向にあります。
名古屋セントラルクリニック、和合セントラルクリニックでは、超音波を使って、かかとで測定するタイプを使用しています。

動脈硬化検査

頸動脈の行き着く先は《脳》です。脳につながる大切な血管です。この頸動脈がしっかりしていないと、脳に十分な血液が流れません。
人間の脳には4本の血管を通じて血液が流れています。首にある太い血管が頸動脈ですが、この頸動脈は左右に1本ずつあります。触るとドクドク拍動しているのがわかると思います。
この頸動脈から左右の脳に大量の血液が流れていきますので、まさに生命線であると言えるかもしれません。ちなみに、首の後ろ側にも2本の椎骨動脈があります。この椎骨動脈は脳の後ろ側(脳幹や小脳という部分)に流れていきますが、身体の奥のほう(骨の脇)にありますので、触っても拍動を感じることはできません。
動脈硬化を詳しく調べることによって、脳梗塞の危険性を評価することができます。頸動脈の動脈硬化が進行すると、血管がだんだん細くなって最終的に閉塞してしまいます。つまり、完全につまってしまう場合もあります。
頸動脈の動脈硬化の程度は、全身の動脈硬化の指標になります。また、高血圧、糖尿病、高脂血症とも密接に関連しています。

食生活の欧米化や高齢化に伴って、我が国でも、心筋梗塞やアテローム血栓性脳梗塞、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症などの循環器疾患が増加してきました。動脈硬化は高血圧、高脂血症、喫煙、ストレスなどの影響をうけて進み、将来的に心筋梗塞や脳卒中を起こしやすいことが報告されています。

血圧脈波

測定方法は簡単で、血圧を測るような感覚でほとんど痛みはありません。測定時間も10分程度で終了します。CAVI(動脈の硬さ)とABI(動脈の詰まり)を測定し、得られたデータで血管年齢、動脈硬化の進行の程度がわかる仕組みになっています。
40歳以上で、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満症の方、運動不足、冷感・しびれ感、喫煙などが思い当たる方は、是非この検査を受けられることをお勧めします。

頸動脈エコー

頸動脈エコーは首筋の動脈を直接エコーにて撮影します。
動脈硬化の好発部位となりますので、頸動脈超音波検査は動脈硬化度の評価の指標として、また頸動脈狭窄や閉塞、あるいは脳塞栓になり得る動脈硬化性血管病変の発見に有効な検査です。

内臓脂肪測定検査

肥満の人はすべての生活習慣病を伴いやすくなります。肥満は身長と体重が同じ人であっても、脂肪の付いている場所が皮下なのか内臓周囲なのか、個人差があります。健康障害を合併しやすい肥満は内臓脂肪型肥満です。当クリニックでは、臍の位置での腹部CT検査で腹腔内の脂肪面積を測定しています。この腹腔内の脂肪面積が100cm2以上あると、内臓脂肪型肥満となります。

肺がん検査(喀痰細胞診)

肺や気管支からの分泌物である喀痰に混じった、肺がん細胞を顕微鏡で調べる方法です。この検査は、肺の入り口付近にできるがんの早期発見に効果的です。

心臓超音波検査

超音波を利用した検査で、胸の体表に小さなプローブを当てて、心臓の大きさや壁の厚さ、壁や弁の動き、心臓内の異物、血液の流れなど、心機能を調べます。心電図異常・胸痛・動悸・手足のむくみ・息苦しさ・心筋梗塞や弁膜症の既往などがあった場合に検査を行います。

腹部超音波検査

肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓を中心に、のう胞や腫瘍などの限局性病変、脂肪肝、慢性肝炎などのびまん性疾患、各臓器の形態を観察します。

眼底検査

眼底は身体の中で唯一、血管や神経細胞層を直接観察できる場所です。また、眼底の血管の状態は脳の血管と似た状態を示します。
網膜には、視神経と一緒に細い動脈・静脈があり、これをカラー写真に撮って観察します。暗い所で瞳孔が散大することを利用して撮影します。
高血圧や動脈硬化の進行度、眼球の病気、脳腫瘍、糖尿病などの発見の手がかりになります。

眼圧検査

緑内障の診断に欠かせない検査です。
眼球の硬さを測定することで、眼球内圧の変化を調べます。一般的には、非接触眼圧計を用います。レンズの中をのぞいて、空気がプッと出て目に当たる検査です。空気を角膜に噴射し、角膜の一定面積を圧平するのに要する時間を基準値として眼圧を測定する検査です。

肺機能検査

%肺活量

性別・年齢・身長・体重から算出された予測肺活量に対して、実際の肺活量が何%であるかを調べます。
80%以上が基準値です。79%以下では肺のふくらみが悪いことを意味し、間質性肺炎や肺線維症などが考えられます。

1秒率

最大に息を吸い込んでから一気に吐き出すとき、最初の1秒間に何%の息を吐き出せるかを調べます。
70%以上が基準値です。69%以下では肺気腫や慢性気管支炎などが考えられます。

肝炎検査HCV抗体検査

慢性化することが多い肝炎です。症状が出ないケースが多く、肝硬変・肝がんに進行する可能性があります。C型肝炎検査は以前に検査されたことがある場合は検査する必要はありませんが、過去に輸血などを受けたことのある方は、念のため受診した方が良いと思われます。

C型肝炎ウイルス(HCV)とは?

肝炎ウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型などの肝炎ウイルスがあります。これらの肝炎ウイルスの感染によって起こる病気がウイルス肝炎で、どのウイルスによる肝炎も症状は似かよっています。日本において問題になるのは、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎です。C型肝炎ウイルスは、かつて非A非B肝炎ウイルスと呼ばれていたものの一つです。

抗体とは?

私たちの体には、ウイルスや細菌など、もともと体の中には無かったもの(異物)が侵入すると、これらの異物に対して色々な反応を起こす免疫という仕組みがあります。その仕組みの一つとして、異物に反応する特殊なタンパク質(免疫グロブリン)が作られます。
異物に反応する免疫グロブリンを抗体と言います。

腫瘍マーカー

がん細胞は、誰にでも存在する一般的なタンパクのほかに、健康的な人体にはあまり存在しない特異的なタンパクを持っていることがあります。腫瘍マーカーは、この特異的なタンパクを調べる血液検査で、現在多くの種類が発表されており、診断の補助やがん手術後の経過観察等に非常に有効な手段となっています。このタンパクは、特定の臓器のがん細胞に陽性を示すものと、臓器に対する特異性の低いものがあります。しかしながら、がんがある程度の大きさになるまで陽性を示さないということがあり、陰性であるからといってがんを否定できるものではありませんし、他の要因によって陽性を示すこともあります。

腫瘍マーカー検査 PSA(前立腺)

前立腺がんを診断する上で特に有効な検査です。近年、前立腺がんは増加しています。50歳以上の男性の方にぜひ受けていただきたい検査です。
前立腺がんの検診として、まずスクリーニング検査(がんの可能性がある人を見つけるための検査)が行われます。その一つがPSA検査で、血液検査によりPSA値を調べ、正常より高ければ前立腺がんを疑います。PSA値が高ければ高いほど前立腺がんの確率も高くなり、PSA値が50〜100ng/mlであれば、がんの確率はほぼ100%となります。通常、PSA値が10ng/ml以上の場合は、生検による確定診断が行われます。また、PSA値が4〜10ng/mlの場合も泌尿器科の専門医を受診し、直腸診などの二次検査を行うことが推奨されます。

前立腺がんを克服できるかは“早期発見”が重要なカギ!

前立腺がんは、早期に発見・治療すれば完治も期待できるため、前立腺がんのリスクが高まる50歳以上の男性は定期的に検診を受け、早期発見を心がけることが大切です。また、家族に前立腺がんの方がいる場合は、前立腺がんになりやすいといわれていますので、40歳を過ぎたら検診を受けるようにしましょう。

前立腺がんの早期発見には“PSA検査”が有用!

PSA検査は、前立腺がんを早期に発見するための簡単な血液検査です。
一般に、他のがんでは血液検査のみで発見することは難しいと言われていますが、前立腺がんの場合は高い精度で発見することが可能です。
前立腺は膀胱のちょうど下にある臓器で、尿道をぐるりと取り巻くように位置しています。正常の前立腺はクルミくらいの大きさで、精液の一部である前立腺液を作る働きをしています。したがって、前立腺が肥大してくると、尿の通り道である尿道を圧迫し、尿の出が悪くなります。また、尿道や膀胱の自律神経にも影響を与えるため、尿の回数が増える症状(頻尿)もみられるようになります。さらに病気が進行すると、膀胱や腎臓の機能にも影響が出ることがあります。

PSAとは?

Prostate specific antigen(前立腺特異抗原)の略で、前立腺に特異的なタンパク質の一種です。
正常の場合でもPSAは血液中に存在しますが、前立腺がんになると大量のPSAが血液中に流れ出します。この性質を利用して、PSAは前立腺がんを発見するための指標として用いられます。

腫瘍マーカー検査 CEA(胃・大腸)

主に、胃がんや大腸がんなどの消化器がんを判断する検査として広く用いられています。
ただし、喫煙者や糖尿病の方は、若干高値を示すことがあります。
CEAは正常組織でも産生されますが、血液中には分泌されず、肝臓・胆道・膵臓・肺・子宮・卵巣などのがん細胞が正常組織の構築を破壊、浸潤し始めると血中に移行すると考えられています。多くのがんのスクリーニング診断や治療のモニターとして利用されます。

腫瘍マーカー検査 α-FP(肝臓)

肝細胞がんを判断する検査として広く用いられています。B・C型肝炎に感染されている方はぜひ受けていただきたい検査です。

腫瘍マーカー検査 CA19-9(膵臓)

おもに膵臓や胆のう・胆管のがんを判断する検査として広く用いられています。

腫瘍マーカー検査 SLX(肺)

喫煙による影響の高い肺がんを判断する検査として広く用いられています。

SCC(食道、子宮頸部)

子宮頸がん、肺がん、食道がんなどの平扁上皮がんを判断する指標として用いられます。ただし腎不全の方では高値になることがあります。

CA15-3(乳腺)

乳がんを判断する検査として用いられます。

CA125(卵巣)

卵巣がんを判断する検査として用いられます。

身体計測

BMI

BMI値は身長に見合った体重かどうかを判定する数値です。
体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出します。

  要注意 基準値 要注意
体格指数 18.4以下 18.5〜24.9 25.0以上
(BMI) (低体重)   (肥満)

血圧

血液と心臓のしくみ

心臓はポンプのように血液に圧力をかけ、血管へ送り出しています。血液はまず、動脈を通って全身の細胞に酸素や栄養分を運びます。次に、静脈を通って老廃物などを回収する役割を担い、再び心臓に戻ってきます。こうした心臓による血液循環で人間の生命は維持されています。
「血圧」とはこの際の血液の圧力によって血管壁が押される力のことで、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)と血管の硬さ(血管抵抗)によって決まります。心拍出量が大きくなれば血圧は上がり、血管抵抗が小さくなれば血圧は下がるという関係にあります。

上と下、血圧を示す2つの数字の意味は?

心臓は収縮と拡張を繰り返すポンプのような働きをすることで全身に血液を送り出しています。心臓が縮んだ時には血液が送り出され、血管に高い圧力がかかります。これが収縮期血圧(または最高血圧)です。反対に血液を送り出した心臓が拡張して肺などから血液を吸い込みます。この時に血圧は最も低くなり、これを拡張期血圧(最低血圧)といいます。

  基準値 要観察 要受診
収縮期血圧(最高血圧) 139以下 140〜159  160〜
拡張期血圧(最低血圧) 89以下 90〜99 100〜 
高血圧の診断と分類
高血圧の診断と分類最高:180以上または最低:110以上

危険な高血圧で、動脈硬化や臓器の障害が進行し、心筋梗塞や心不全、脳卒中などの発症で命に関わる可能性もあります。

最高:160〜179または最低:100〜109

健診などで、異常が見つかることの多いもの。生活改善だけでなく、薬物療法が必要。

最高:140〜159または最低:90〜99

軽症ではあるものの、心肥大などは進行。臓器の障害は表面にはでてきません。生活習慣の改善を。

最高:130〜139または最低:85〜89

正常といっても、最高130〜139、最低85〜89では要注意範囲です。

内科診察

血液検査や画像検査では診断しにくい体の病気があります。
見ることで異常がないかを判断する視診、触れて異常なものを見つける触診、聴診器を当てて異常音が聞こえないかを調べる聴診などがあります。

便潜血

便に血が混じっているかどうかの検査で、主に大腸がんのスクリーニング検査として行われます。下部消化管からの出血をとらえることができます。ただ、痔や大腸ポリープなどがん以外の出血でも陽性になるので、結果が陽性に出てもすぐに大腸がんを心配しなくてもよいのですが、精密検査を受ける必要はあります。

  異常なし 要精密検査
便潜血 2回とも(−) 1回でも(+)

尿検査

尿は体内循環している血液が腎臓によって濾過されて作られます。このため、尿が作られる腎臓や尿路の異常を見つけるためではなく、全身の情報を得ることができます。

尿糖

通常、ブドウ糖はほとんど全てが腎臓の尿細管で再吸収され血液中に戻されますが、糖尿病をはじめとするいろいろな原因で血糖値が上昇すると再呼吸しきれずに残った糖が尿中に排泄されます。

基準値 異常を示す疾患
(−) 糖尿病、膵炎、甲状腺機能亢進症、重篤な肝障害など
尿蛋白

尿中の蛋白は健常人でも少量含まれていますが、通常の検査ではほとんど検出されません。尿蛋白は生理的尿蛋白(運動後、入浴後、発熱時などに陽性に出ることがある)と病的尿蛋白に分類されます。

基準値 異常を示す疾患
(−) ネフローゼ症候群、腎炎、膠原病、尿路系の炎症・腫瘍、心不全など
尿ウロビリノーゲン

ビリルビン(赤血球中のヘモグロビンが変化してできたもの)が分解されてできたものです。健常人でも尿中に一定量排出されます。

基準値 異常を示す疾患
(+−) (−):胆道閉塞、膵頭部の腫瘍など
(+):肝硬変、肝細胞障害、悪性貧血、うっ血性心不全、便秘など
尿潜血

血尿は、全身性の出血傾向、腎・尿路・泌尿器系の腫瘍・炎症・異物・先天性異常などいろいろな原因によって起こります。また、尿に対する血液の割合が0.1%を超えると肉眼的血尿となります。

基準値 異常を示す疾患
(−) (+)腎炎、膀胱炎、腎・尿管結石など
尿沈渣

尿中に出てきた物質を遠心分離器にかけて沈殿させ、沈殿物を顕微鏡で見ます。さまざまな物質があり、その種類によってどのような疾患に由来するものであるかを判断します。

尿比重

蒸留水に対する尿の比重を調べます。尿の中には様々な物質が含まれるため、普通の水に比べて比重が高くなります。この比重の変化を調べることで腎機能の異常などを発見することができます。
腎臓は体内の状況に応じて腎臓内で水分を再吸収して体内に戻したり、逆に多く排泄させたりします。しかし、これらの働きが障害されたり、体内水分を調節するホルモンの異常により、尿比重が異常値を示します。

尿比重が低い場合 尿比重が高い場合
糖尿病、脱水症など 腎不全、尿崩症など尿を濃縮する機能の低下

心電図検査

心臓の筋肉に流れる電流を体表面から記録する検査です。電流の流れ具合に異常がないかがわかります。また、1分間に電気が発生する回数である心拍数も測定されます。通常は一定のリズムで電気が発生していますが、このリズムが崩れると不整脈と呼ばれるものになります。

負荷心電図

安静状態の心電図をとったあと、階段昇降の運動を3分間行い心臓に負荷をかけます。
運動終了直後と3分後に再度心電図をとり、安静時と比較して心臓の変化を観察する検査です。

ホルター心電図(24時間心電図)

長時間の心電図を記録していく検査です。日常生活で不整脈が出ていないか調べる事ができます。胸に電極を付け、腰に小型機械を取り付けて記録します。


MRI・MRAをご希望の方は近隣のクリニックにて受診可能(予約センターにてご確認ください)

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