特定保健指導を受けて、生活習慣を見直しませんか?
■ 特定保健指導とは?
特定保健指導とは、生活習慣病の予防を目的とし、その要因となるメタボリックシンドロームの予防・解消に取り組む、生活習慣改善のためのプログラムです。
≪生活習慣病≫
日々の生活習慣により引き起こされる病気の総称で、高血圧、糖尿病、動脈硬化による心臓病や脳卒中、高脂血症(脂質異常症)、がん、骨粗鬆症などがあげられます。
生活習慣病の発症や進行には、日頃の食生活・運動習慣・休養・喫煙・飲酒などのライフスタイルが深く関わっています。40歳代から増えるといわれていますが、若い世代にも予備軍がたくさんいます。
生活習慣病の初期は自覚症状がほとんどなく、今は大丈夫!と思っていても、急に日常生活に支障が出てしまう可能性があります。また、血圧、血糖値、コレステロールなどの脂質の異常が重なることで、心筋梗塞や脳卒中がおこる確率は、数十倍にはねあがります。
≪メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)≫
内臓脂肪が蓄積によって、高血圧、高血糖、脂質異常などの危険因子が重なっている状態です。
ひとつひとつの異常の度合いは小さくても、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させてしまい、放っておくと重大な病気を併発する可能性があります。
■ 特定保健指導の対象となる方
特定健診の結果より、メタボリックシンドロームの危険因子(BMIあるいは腹囲、血圧、血糖、血中脂質等)が厚生労働省の定める基準値を超えており、生活習慣病発症のリスクが高い状態となっている方が対象となります。
≪特定健診≫
40~74歳の被保険者・被扶養者に対して、生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的に、メタボリックシンドロームに着目した、厚生労働省が定めた健診です。
■ 特定保健指導って何をするの?
約30分~1時間程度の個人面談方式で実施します。保健師・管理栄養士など専門スタッフが生活スタイルをお聞きして、日々の生活習慣に潜むメタボの原因を探りながら、みなさんに合った生活改善方法を一緒に考え改善を目指していきます。
これまでにもチャレンジしたけれど続かなかった方、忙しくてできなかったという方も、無理なくできることからはじめましょう!健診後のフォローがとても重要です。この機会に、健康について見直してみませんか?
≪特定保健指導のレベル分け≫
健診結果に基づき、メタボリックシンドロームのリスクに応じて保健指導レベルを決定します。生活習慣の改善の必要性が高い人を「積極的支援レベル」、中程度の人を「動機づけ支援レベル」、低い人を「情報提供レベル」と3つのレベルに分け、保健指導を行います。
*基本的に個人負担はございませんが、所属されている健康保険組合によって異なりますので、お問い合せください。