おいしいバリウムを作れない理由

健康診断を受診する際に、胃のバリウム検査があります。
この検査、苦手な方も多いのではないでしょうか?

業務に従事する私共がよく聞く意見が「バリウムがおいしくない。」
確かにおいしくありません。わかって飲んでも抵抗があります。。。

では、なぜ不味いとわかってて検査に使用するのか、それには理由があります。

①胃粘膜に付着させて造影検査の精度を向上させる。
②胃酸を抑制させる。
③胃の動きを抑える。

①についてですが、これはわかりやすいですが、サラサラであれば胃の粘膜にとどまらず、すぐに洗い流されてしまうので胃が造影されないのです。

②についてですが、皆さんがおいしいものを目の当たりにするとよだれが出たり、レモンや梅干しを見ると唾液が出るように、胃酸の分泌が活発になってしまうのです。これでは、せっかく飲んだバリウムを胃粘膜から洗い流してしまいます。 正しい検査を行うため、胃を「落ち着いた状態」にさせるためにわざとおいしく製造していないのです。

③についてですが、②の説明にもありますように、胃の動きを抑制させ落ち着かせるのが大事です。バリウムと一緒に発泡剤も服用しますが、胃の動きが活発になってしまうと、空気がより膨張してげっぷが我慢しづらくなってしまいます。

「不味いとわかっててもおいしいバリウムが作れない」理由が、そこにあるんです。

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