動脈硬化を調べる「血圧脈波検査」のご紹介

2019.06.11

「動脈硬化」という言葉をご存知ですか?きっと1度は耳にしたことがあると思います。

動脈硬化とは、様々な要因によって血管が弾力性を失い、中性脂肪やコレステロールが留まることで詰まりやすい状態になることをいいます。症状が無いまま進行し、心疾患や脳血管疾患など死亡率の高い病気を引き起こすためサイレントキラーとも言われています。危険な動脈硬化ですが、進行度を調べることのできる検査があります。それが「血圧脈波検査」です!

 

血圧脈波検査で何がわかるの?

この検査では、血管の硬さと詰まり具合を測定することで、動脈硬化の進行度を知ることができます。

血管の硬さと詰まり具合は以下の2つの数値で結果に記載されます。

・脈波伝播速度(CAVI)

 拍動が動脈を通じて手足に届くまでの速度を表しており、

 動脈が硬いほどこの速度は速くなります。

・上腕と足首の血圧比(ABI)

 上腕と足首の血圧比から血管の狭窄の程度を調べます。

 足首の血圧は上腕の血圧よりも高いのが普通ですが、血流が悪くなり

 上腕の血圧より低くなると、上腕と足首の血圧比は低くなります。

 

検査方法

左右の上腕部と足首にカフを巻き、四肢の血圧を測定します。同時に、両手首の電極から心電図、胸の心音計から心音も記録します。所要時間は5~10分程度です。

 

こんな方にお勧め

動脈硬化が気になる方

喫煙をされる方

肥満の方

高血圧・糖尿病・脂質異常症の治療を受けられている方

運動不足が気になる方

近親者に脳血管疾患や心疾患になった人のいる方

 

 

気になる方は是非、健康診断と一緒に受けてみてはいかがでしょうか?

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