コロナウィルスワクチン接種後に抗体検査を受けられます。

2021.06.15

新型コロナウィルスのmRNAワクチンのしくみ

ワクチンを接種することで、コロナウィルスが人の細胞に感染するために
必要なスパイクタンパク質をブロックする抗体が産生されます。

 

 

mRNAワクチン 不活化ワクチン


ウィルスのmRNAを体内に投与。
ウィルスのタンパク質を作らせる。
感染性をなくした
ウィルスを投与する。

出典:Nature 2020; 19:810-812

出典:NIH Director's

中和抗体価の目安:4,160AU/ml以上
※中和抗体とは、病原性を抑える作用があります。

ウイルスに対する中和抗体の力価を定量する方法として中和試験があります。培養細胞の感染を50%阻害することによる評価に基づくと、IgG抗体は95%信頼区間で4,160AU/mLと報告されています。ただしヒトの体内でどれだけの抗体価があれば発症や重症化予防に十分であるかは明らかになっていません。
出典:ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG II Quant Instructions for Use, H18566R01

未感染者のワクチン接種後の抗体値の推移

新型コロナウイルスに対するIgG抗体は、2回目接種後大幅に上昇する傾向があります。(1回目接種後、28日目までに上昇する傾向があります。)

 

出典 :Clinical evaluation of the Abbott Alinity SARS-CoV-2 spike-specific quantitative IgG and IgM assays in infected, recovered, and vaccinated groups(Feb19, 2021)

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