胸部CT・胸部レントゲン

胸部単純X線写真では難しいとされている微少肺がん、肺門部がん、縦隔部がんなどの診断に役立ちます。
単純写真で見つかったがんには、進行している場合も多く早期発見は難しいのですが、CT検査であれば、5mm以下の病変でも見つけ出すことができ、心臓の陰に隠れた病変も探し出すことが可能です。

胸部CT画像

所見の説明

結節影 何らかの原因で影が認められた状態です。危険性や疾患の種類をこの段階で特定することができませんので、精密検査の指示が出た場合は放置せず受診してください。
横隔膜挙上 原因は様々で、片方または両方の横隔膜が通常の位置より上昇して見えている状態です。
気管支拡張症 気管支が拡張した状態で、時々炎症が加わる場合があります。
胸膜肥厚 細菌やウィルス等による炎症(最近では花粉症の影響もあり)が治った後で、胸膜が少し厚くなっている部分がある状態です。胸膜とは肺を包む膜で、二重の袋状になっています。
胸膜癒着 胸膜肥厚と同じく、炎症が治った後、胸膜の一部が癒着している痕がある状態です。
肺紋理増強 肺紋理とは、肺末端の細い気管支や血管の重なりが構成する模様のことで、肺紋理増強とは肺紋理が強く出ている状態です。気管支周囲の炎症の他、心不全等の心臓疾患でも起こります。
ブラ〈肺のう胞〉 肺胞が拡張している部分をさし、 小さいものは問題ありませんが、大きい場合は経過観察を要します。破れると気胸を起こします。
索状影 2~3mmのやや太い陰影を索状影といいます。胸膜肥厚や気管支拡張等で現れます。
心陰影拡大 主として、心臓の拡大や肥大を示しています。肺野に対する心臓の大きさの比(心胸比)が55%を超えている場合です。高齢者や体格の大きい方に拡大傾向が見受けられます。
石灰化 細菌やウィルス等による炎症の痕跡で、気がつかないうちに治ったケースが一般的です。
線状影 太さが1~2mmの細い陰影で、胸膜の肥厚や気管支拡張症などの場合に現れます。健康な人でも2~3に分かれている肺(上葉・中葉・下葉)の境目が映りこむことがあります。特に病的なものではありません。
粒状影 5mm以下の小円形陰影で、肺全体に散らばって見えるときは、肺繊維症などの可能性があり、精密検査が必要です。
肺繊維症 肺全体に繊維化が生じ、肺が小さく硬くなる状態です。精密検査の指示があれば検査を行い、結果によっては治療が必要な場合もあります。

 

  • CT検査とは

身体の組織がX線を吸収したり透過させたりする度合いをコンピュータ処理して身体の断面を画像化する検査です。最近ではごく薄い断面の撮影も可能になりました。

CT機器

『要受診』『要精密検査』と診断された方へ

対象となった検査項目について、自己判断や放置をせずに、速やかに医療機関を受診し、専門医による診断や検査結果に基づいてご自身の健康の再確認をしていただくことが大切です。

  • 当クリニックでは、健診後のフォローアップを、外来診療でお受けしています。
  • 生活習慣の改善のため、医師との連携のもと、保健師・管理栄養士による指導を実施しております。(セントラルグループにて健診を受診された方は、無料でお受けいただくことができます)