血圧測定

血圧測定は脳卒中や心臓病、腎臓病を引き起こす要因となる高血圧症の診断に有用です。心臓は収縮と拡張を繰り返すポンプのような働きをすることで全身に血液を送り出しています。心臓が収縮したときに血液が送り出され、血管に高い圧力がかかります。これが収縮期血圧(最高血圧)です。血液を送り出したあとは、心臓は拡張して肺などから血液を吸い込みます。この時の血圧が最も低くなり、拡張期血圧(最低血圧)といいます。

基準値と判定

基準値
収縮期血圧(最高血圧) 90~129
拡張期血圧(最低血圧) 0~84

高血圧の診断と分類

血圧表(血圧測定)
  • 高血圧の原因

食塩の摂りすぎ、加齢による血管の動脈硬化、ストレス、過労、運動不足、肥満、遺伝的要因などにより高血圧となる【一次性高血圧】、腎臓病やホルモン異常などによる影響で高血圧となる【二次性高血圧】に分けられます。二次性高血圧は、原因となる病気が治ると、高血圧も改善します。高血圧の原因を知るためにも、高血圧の方は医療機関の受診をお勧めします。

  • 低血圧の原因

不整脈など心臓の異常、利尿剤など薬の影響、糖尿病などにより低血圧となります。めまい、失神などの症状がある場合は医療機関の受診をお勧めします。

『要受診』『要精密検査』と診断された方へ

対象となった検査項目について、自己判断や放置をせずに、速やかに医療機関を受診し、専門医による診断や検査結果に基づいてご自身の健康の再確認をしていただくことが大切です。

  • 当クリニックでは、健診後のフォローアップを、外来診療でお受けしています。
  • 生活習慣の改善のため、医師との連携のもと、保健師・管理栄養士による指導を実施しております。
    (セントラルグループにて健診を受診された方は、無料でお受けいただくことができます)
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