必須アミノ酸の一種であるロイシンの分解酵素で、肝臓をはじめとする様々な臓器・組織に存在し、肝胆道系・骨の病気が起きていると血液中の数値が上昇します。肝・胆道系以外では、骨・小腸・胎盤に存在します。骨にも存在するので、子供の成長期にも上昇します。
基準値と判定
基準値 | 高値の場合 | 低値の場合 |
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38~113U/l | 肝臓障害、骨疾患、がん、甲状腺機能亢進症、胆石症、骨軟化症など | 亜鉛欠乏、遺伝(おおむね問題なし) |
※基準値上限の1.5倍未満が要注意、それを超えていたら危険領域に入っているとおおよその判断ができます。
※基準値は健康保険組合などにより異なります。すでに受診された方は、お手持ちの結果票をご覧ください。
※2021年度より、国際標準化(ISCC法からIFCC法へ)に伴い、ALP・LDの基準値を変更致しました。
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身体の中で大切な臓器の1つ、肝臓
肝臓は体の中で最も大きな臓器で、大人では1,200~1,500gくらいの重さがあります。
肝臓は何らかの原因で障害を受けても、予備能力が高いため、症状として自覚できないことが多いことから「沈黙の臓器」と言われています。
消化管で吸収された栄養素を分解・合成して血液に送り出したり、アルコール、薬物、細菌などの分解や解毒を行ったり、脂肪の消化・吸収を助ける働きのある、胆汁も生成しています。
『要受診』『要精密検査』と診断された方へ

対象となった検査項目について、自己判断や放置をせずに、速やかに医療機関を受診し、専門医による診断や検査結果に基づいてご自身の健康の再確認をしていただくことが大切です。
- 当クリニックでは、健診後のフォローアップを、外来診療でお受けしています。
- 生活習慣の改善のため、医師との連携のもと、保健師・管理栄養士による指導を実施しております。(セントラルグループにて健診を受診された方は、無料でお受けいただくことができます)