血管内に付着する脂肪分を取り除き、動脈硬化を防ぐことから「善玉コレステロール」と言われています。
基準値と判定
基準値 | 低値の場合(-) |
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40~119mg/dl | 心筋梗塞や脳梗塞などの病気を誘発します。 |
※基準値は健康保険組合などにより異なります。すでに受診された方は、お手持ちの結果票をご覧ください。
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血中脂質とは
脂質検査には、血液中の総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロールの検査があります。
基準値を超えている場合、脂質異常症(高脂血症)の疑いがありますが、高い数値が出たとしても、自覚症状はあまりないのが普通です。ところが、そのままにしておくと、いろいろな生活習慣病が起こってきます。
また脂質異常は、摂取エネルギーが消費エネルギーより多い、動物性脂肪を多く含む食品を好んで食べる、運動不足、ストレス過多でイライラしがち、といった生活習慣の人に多く見られます。
予防・改善するには
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HDLコレステロールを増やすポイント!
HDLコレステロールを増やすポイントは喫煙、運動、脂肪分の少ない食事です。HDLコレステロールは喫煙で減ってしまいます。適度な運動は中性脂肪を減らしHDLコレステロールを増やしてくれます。食生活では食べ過ぎに注意し、バターや卵・肉は控えめにして、野菜やきのこ、海藻などをとりましょう。
『要受診』『要精密検査』と診断された方へ

対象となった検査項目について、自己判断や放置をせずに、速やかに医療機関を受診し、専門医による診断や検査結果に基づいてご自身の健康の再確認をしていただくことが大切です。
- 当クリニックでは、健診後のフォローアップを、外来診療でお受けしています。
- 生活習慣の改善のため、医師との連携のもと、保健師・管理栄養士による指導を実施しております。(セントラルグループにて健診を受診された方は、無料でお受けいただくことができます)