糖尿病について

2019.08.09

みなさん、糖尿病はよく耳にすると思いますが、

糖尿病になってしまうとどんな合併症が起こるかご存知でしょうか?

実は糖尿病になると知らず知らずのうちに血管が傷つけられてしまうのです。それによりさまざまな症状が現れます。

糖尿病はインスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブトウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓が出すホルモンであり、血糖を一定の値におさめる働きを担っています。

このインスリンが働かないと高血糖が続き、さらに血管が傷ついていきます。高血糖になると血管にプラークという脂質やマクロファージの死骸がたまり血栓がつまってしまう恐れがあるのです。

引き起こす合併症として、細い血管がつまってしまったら

1.腎不全

2.網膜症

3.神経障害

などがあり、太い血管だったら心筋梗塞や脳梗塞を起こすこともあります。

そして、糖尿病かどうかを判断するのに3つの検査方法があります。

1.空腹時血糖や随時血糖

2.ブドウ糖負荷試験2時間値

(10時間絶食後に血糖を測定した後、75gのブドウ糖液を飲み、さらに2時間後に血糖値を調べます。)

  1. HbA1c

(HbA1cとは糖化したヘモグロビンがどのくらいの割合であるかをパーセントで表したもので、過去1~2ヶ月の血糖値を反映します。)

 

自覚症状もなく普通に生活できているから大丈夫と思っていても血糖により血管がいつのまにか傷ついてしまっているかもしれません。ぜひ血糖の検査をして自分の体の状態を知ることをお勧めします。

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