尿沈渣

尿を遠心分離器にかけ、顕微鏡で成分を調べます。腎疾患や結石、感染症について診断します。

それぞれの成分が多いときに考えられる病気

赤血球(尿比重)

赤血球

急性糸球体腎炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、腎腫瘍、腎結石など
白血球(尿比重)

白血球

腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎など
円柱細胞(尿比重)

円柱細胞

慢性腎炎、糸球体腎炎、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群など
上皮細胞(尿比重)

上皮細胞

膀胱炎、尿道炎など
結晶系分(尿比重)

結晶成分

腎結石、急性肝炎、閉塞性黄疸、痛風など
  • 尿検査の役割

尿は体内循環している血液が腎臓によって濾過されることによって作られます。このため、腎臓や尿路の異常を見つけるだけではなく、全身の情報を得ることができます。

『要受診』『要精密検査』と診断された方へ

対象となった検査項目について、自己判断や放置をせずに、速やかに医療機関を受診し、専門医による診断や検査結果に基づいてご自身の健康の再確認をしていただくことが大切です。

  • 当クリニックでは、健診後のフォローアップを、外来診療でお受けしています。
  • 生活習慣の改善のため、医師との連携のもと、保健師・管理栄養士による指導を実施しております。
    (セントラルグループにて健診を受診された方は、無料でお受けいただくことができます)
外来受診・特定保健指導・栄養指導について